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Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

◇Robert Weinerのイージーかつオールラウンドに楽しめるハイパフォーマンスショートボード

 

Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

 

Californiaを代表するシェイパーである、Robertは彼自身未だ現役のコンペティターです。そんな彼は、世界トップ32に入るサーファー、つまり世界のVery Topのサーファーからのデーターだけではなく、自らのデーターもボードにふんだんに入れ込みます。

 

世界トッププロのボードは、一般用のボードとは全く違ったコンセプトが必要になることもあるのだが、これらのラインだけではなく一般用のサーフボードでいかにハイパフォーマンスが生み出せるか?そこにかける神経・集中度は計り知れない。

 

彼はプロシェイパーであるが、プロサーファーでは無い。自分もただサーフィンが好きなアマチュアだとも自負しています。

 

もちろんプロやWCTなどに代表される世界の流れにあわせたボードは、トップシェイパーとしての必須の項目です。しかし、一般のサーファーや地域のトップアマチュアなどの存在を忘れてはならならないのも事実です。

 

そういった意味で、アマチュアである自分のフィードバックは、一般のサーファーが乗りやすいボードを作り出すために非常に利点だとも言います。

 

今回のModern 80sはとにかくRobertのアイデアが満載しています。一般サーファーが通常のプロが使うようなペラペラポテトチップスのような薄いボードよりも、かなり楽に乗れます。それでいてハイパフォーマンスボードの味付けがあるボード・・・それこそModern 80sです。

 

このボードに乗ってみたら、今までのボードとは違ったライン・違った波の見方ができるはずです。もちろん、以下のJeramy Ryanのライドを見てもわかりますが、プロだって120%満足する性能が出せます。ただ、このボードの良いところは我々一般サーファーが乗っても

 

”Super Fun!"

 

と言ってもらえることなのです。

 

 

 

さあ、あなたの新しい世界への扉ボードのインプレが始まります。

 

Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

 

●Day1●
場所:千葉北ビーチブレイク
サイズ:腰〜腹。
風:サイドオンショア
質:波が風で潰され気味。まとまりに欠けるコンデション

Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

 

このMordern 80sの日本での最初のテストは、あまり波が良くないある千葉のビーチブレイクでした。波をチェックした時、波が強いサイドオンショアで潰され気味だったから

 

“サーフィンはやめようかな・・・”

 

と思ってしまったほどの良くないコンデションでした。

 

ただし、一般のユーザーの方は波・場所でベストなものをいつも選べるわけではありません。プロ・海にいつも入れるローカルとは異なり、波を選べない場合も多いし、今日のような状況でもサーフィンする人も多数と考えました。

 

だから、いいデーターが取れるのでは?と考えてサーフィン&テストを決行することに決定。結論から言うと、このテストは大正解でした。こんな整わないコンデションでも、このボードモデル&素材の素晴らしさが際立つこととなりました。

 

さて、テストの話に戻りましょう。ボードのデッキにワックスアップをして海へとアプローチします。

 

まずは重要項目のパドルの感覚のチェック。多くのボードを試していると、たぶんわかってくる最初のパドルの重要性がわかります。パドルをすれば8割くらいボードの性質・自分が期待しているボードかどうかもわかってしまうほどです。だから、ニューボードを試す時にいつもこのパドルは期待かつ不安があります。

 

”どんなフィーリングなんだろう?動くのか・それとも安定しているのか?テールエリアにアテンションがあるのか、それともノーズエリアなのだろうか。。。“

 

と。

 

アウトに出るためにパドルを開始する。パドルをすると、とても軽いフィーリングでした。ノーズエリアがこれほどボリュームがあるボードにして、とてもノーズエリアが軽いのです。

 

これは!もうパドルから一発で気に入ってしまう感覚でした。しかも、パドルが通常の細いハイパフォーマンスボードよりも明らかに進みます(つまり楽ということ)。浮力も自分にとってはチョッピリ多めですが、超浮力系よりも多すぎず、ハイパフォーマンスのようには少なすぎずで絶妙なのです。

 

Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

*Dane ReynoldesのパーソナルModern 80s

 

参考前にボードのサイズは5’7“ 1/2-19 1/8-”2 1/4”。体重60kg。レベルは中級レベル。

 

パドルで最高のフィーリングを得て、まずは整わない(あらゆる場所で割れている)ピークの中から割れている場所を見つけ、波を待つことにしました。

 

これは話がそれるが、サーフィンはいつでも気持ちいいと感じる。海に入る前にチェックして

 

“こんなガシャガシャな波・・つまらなそう。絶対入りたくない。”

 

と思っていても、実際海に入ると

 

”なんて気持ちが良いのだ。海ってこんなに爽やかなフィーリングを与えてくれる最高の場所なんだ“

 

と思います。これほど最高のスポーツはなかなかありませ(皆さまもお分かりでしょう!)。海に触れ、自然を愉しみ、そして気分爽快。生きていることを感謝さえします。

 

さて、波はレギュラーのほうが掘れていて、グーフィーはトロ目です。どちらも乗れそうですが、最初の波はレギュラーでした。

 

波に乗るタイミングがイマイチ悪くて、レイトテイクオフ気味に波に乗りました。ボードがスーッと走り出します。

 

走り出しが良いボード!

 

とすぐにわかる性能です。まずは最初の関門はクリアーとなります。

 

Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

 

ライドのほうはと言うと、自分のテイクオフのタイミングが悪く+波がトロ早くてすぐに崩れそうな感じで、ホワイトウオーターにつかまりそうなライドでした。

 

波のフェイスをどうにか走って行きます。乗り切れていないのだが、素晴らしいドライブ性能を味わいます。走りの良くないPU巻きだったら、絶対に波につかまっていたことでしょう。ですが、このボードは違います。

 

ボードの操作性がとても軽く、ドライブが出ます。カリフォルニアフィーリングのボードです。イマイチ乗り切れていない波でしたが、どうにか形にはなりました。ボードの性能が高いからです。Hydro Flexという新素材ということもありましょう。

 

さて、インプレに戻りましょう。イマイチな波でしたが、どうにかアップ&ダウンを繰り返しながら、最後のフィニッシュのクローズアウトまで乗り継ぎました。そしてここで波がクローズなので、ボードの当て込みをしてみました。

 

この最後の当て込みで、このボードの素晴らしさが際立ちました。素晴らしい感触です。

 

ボードのテールエリアが軽いのだけど、最後の強引な当て込みでもボードが失速せずにスピードをキープします。ですので、波が潰れそうな・パワーレスなクローズアウトでも、きっちりと当て込み(かつノーズエリアが飛び出す)が出来きるのです。

 

このスピードをキープしながら、アクションをするという性能は、現代はイパフォーンマンスボードの必須用件です。

 

そして、それはレトロボードにはあまり無い性能なのです。レトロボードは、最後のフィニッシュで強引に縦に持って行こうとすると失速をする(あくまでも現代ショートとの比較において)ものがあります。それはレトロ系がダウンザラインをメインとする乗り方をするボードだからです。

 

Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッションRobertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

 

だけど、現代ハイパフォーマンスボードは、縦へボードを持っていけるデザインを持ちます。ボトムではためられて、そのボトムのスピードを波の斜面のミドルエリアからトップエリアまでのキープし、波のトップではそのスピードを開放する(いわゆる英語でポップという表現)のです。

 

プロサーファーなどは、そのトップでフィンを抜いたり・エアーをします。アマチュア一般サーファーでも、その違いはわかるります。事実筆者でも十分体感出来ることです。

 

レトロボードのデザイン(例えばフラットなボトム)ではこういった現代パフォーマンスボードの動きは簡単ではない。そういったデザインにはコンケーブが必要なのだ。

 

Modern 80s’はRobert得意のシングルコンケーブが入ります。

 

Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッションRobertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

 

小波〜中波向けのボードに深めのシングルコンケーブは重い?ひっかかる?張り付く?

 

ボードデザインの目的(対応させる波)と、その目的に沿ったデザインを融合させればそんなことありません。技術のあるシェイパーはシングルコンケーブをボードに入れても、軽いフィーリングを出すことが出来るのです。

 

Robertは、シングルコンケーブをハイパフォーマンスボードに入れることを得意とします。彼のシングルコンケーブは世界一級です。シングルコンケーブにネガティブな印象があるサーファーは、この80sを試して欲しいと思います。驚くほどの軽いマニューバーと、スピード能力が両立されているのがこのボードです。

 

1回乗っただけで、このサーフボードの良さが理解できました。回りにいるサーファーにも、乗って貰って体感して欲しいほどの高性能です。特に、最初の走り出しと、スピードのキープに問題のあるボードに乗っているサーファー・・・そんなサーファーに絶対の自信を持っておススメするボードです。

 

さて、今回の素材はHydro FlexのNaturalです。Hydro FlexはSuper ChargerとNaturalという2タイプがあって、こちらのテストボードはNatural。

 

今回テストしたのは、Hydro Flexの新しい構造の”Hydro Flex Natural(ハイドロフレックスナチュラル)となります。

 

こちらの構造のHydro FlexのNaturalは、Hydro Flex Super Chargerよりしっとりとした乗り味を持ちます。だからって反応が悪いわけではありません。PUより反応が良く、そしてパドルやテイクオフも楽です。コンテストサーファーにも調整できる乗り味となります。実際2012年のWQSのプライム6スター(QS最高グレード)でもMason Hoが、Hydro Flex Natural素材のボードを使って、パーフェクト10を出しました。世界トップレベルの戦場でも使えるその性能が証明されているということです。


PUではない。PolyEpoxy Hybridの更なるバージョンアップ新素材こそHydro Flex Naturalです。詳しくは以下のURLも参考ください。

 

URL: http://www.xtrsurfboards-japan.com/HydroFlexLamination.html

 

このページで簡単にまとめますね。

 

・Super Chargerと同じ3Dラミネーション(樹脂をフォームに根を張るようにする)なので、耐久性がアップ+フォームとクロスの剥離を極限まで減らせる。
・通常のポリウレタンのしっとりとしたフィーリングながら、3Dラム+エポキシグラッシングのために耐久性は3〜5倍かつ、軽い=つまりVパッチクラス巻きの軽さで耐久性は圧倒的にアップ

 

Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

 

となる。PUの一層巻きやVパッチクラスの軽さで、乗り味の耐久性が3〜5倍ということがキーポイントです高性能なのでお財布にも優しいボードとなるのです。PU素材だと知らない内に大切なボトムが大きく凹んでいる・・・心も凹むということも良くあることだ。でもこのNaturalはそういったことがかなり減ります。

 

ただし1点だけ頭に入れて置きたいのは、フットマークはSuper chargerより付きやすいことです。HD-EPSのNaturalはそれほど付きませんが、PUのNaturalは通常のPUボードくらいのフットマークは着きます。PUは柔らかくしなやかな乗り合いが得意で、HD-EPSは反応の良いカチッとした乗り味が得意です。いずれもボトムの凹みは着き難いのですが、デッキ面のフットマークや凹みの付き具合に差があります。素材はお好み・用途でお選びくださいね。

 

グーフィーでも何度も乗ってみました。やはりターンの伸び・テールの軽さ・テイクオフと走り出しの速さは変わりません。いいボードです。

 

ボトムでためられるのに、トップでルースです。まさにカリフォルニア、いや世界トップクラスシェイパーのデザインで、そして、どこも真似の出来ない高性能な素材です。

 

本日、あるModern 80s’を乗られた方の弟様のインプレッションを聞きまsた。お兄さんにプレゼントした、Modern 80s’は明きからに調子が良いというのです。最初はレールボリュームがあって、どうなんだろう?と思っていたらしいのですが、動きの点・スピード・ターンの伸びで申し分無いと言います。

 

特に最後のターンまでスピードがキープ出来て驚いたと。彼のお兄さんは、以前世界的に有名なブランドのボードに乗っていて、その乗りかえです。

 

シェイプの良さ・素材の良さは明らかです。テストした筆者も、このボードで全く同じく感じています。

 

●Day2●
場所:千葉北ビーチブレイク
サイズ:胸。
風:少しだけオンショアだが、ほぼ影響無し
質:ファーストブレイクはパワーあり。いい波乗れれば2アクション

 

Robertsサーフボード:Modern 80sインプレッション

 

さて、テスト2日目は近場の海にてのテストでした。朝は風が弱めで、オンショアながらもそれなりに面は綺麗。コンデションはソコソコという感じです。

 

実はこのDay2とDay1のテストの間に一回テストをしていました。その時は、フィンが小さいものしかなくて動くのは良いのだが、ドライブが無くてイマイチと感じました。ですので、新しいフィン(True AmesのTP Regular)を付けて、テールの感じをチューンナップしました。

 

アウトに出る前は、波はそれほど整っていないと思っていました。でもアウトに出ると波はそこそこ良いのがわかります。セットをつかめればファンウエーブ間違いありません。

 

ピークの波はそれなりに掘れていて、このボードの真価を試すには絶好です。早速テイクオフをしてみます。この80sはノーズエリアにボリュームがあるので、パドル・テイクオフ共に通常のハイパフォーマンスボードよりも1段階上です。

 

1段階だと、気持ちとして

 

0.5秒くらいのテイクオフの速さか?

 

という感じだけど、この小さな差が海の中では大きな違いを生みます。あなたがサーファーだったこそわかる感覚です。

 

この小さな余裕で、通常の細いボードでは絶対行けなかった波でも、結構取れるようになります。ウエーブカウントも増えること間違いありません。乗れなかった波に、乗れちゃうのだから。

 

最初の波は、レギュラーの波でした。走ったのはたった5秒くらい?その後にダンパーだったのでプルアウトしました。これだけの波だったのだけど、サーフボードの良さがすぐにわかりました。

 

波へのピックアップから波の上をキープしてスピードをつけるために、アップ&ダウンを3回ほどしました。ボード全体からスピードが出ているような感覚があります。スピード能力に長けたボードなのです。テイクオフ後から、スピードがグーンと伸びるのがわかります。シェイプ+素材の融合がそのスピードに寄与していることは間違いありません。

 

そしてこのボードは、スピード・ドライブ能力に優れているだけでなく、テールのコントロール性も優れています。

 

次の波はグーフィーの波でした。波にあわせてテイクオフをします。ボード全体に波のパワーを受けているように、ボードが走り出します。今度の波は掘れていて、ボトムターンをするエリアもありました。ボトムターンをして、そしてトップターンにつなげます。

 

ボードがまるで意思を持って“走りたい”と言っているように、ガンガンと走っていきます。

 

軽い乗り味というよりは、パワー溢れる乗り味です。スプレーも多く飛ばせるに違いありません。

 

乗っていて、ハイパフォーマンスボードとの走りと違いもあることに気づきます。この80sは、ボードが乗っていると浮いてくるような感覚です。沈みこむというよりも、浮力とコンケーブによってボードが浮いてくるフィーリングです。

 

実を言うと、この浮いてくる感覚は最初は慣れも必要なのか?とも思います。筆者は慣れてしまいましたが、細いハイパフォーマンスボードのみに乗っていた人は、最初はこの浮く感じに、”???なんだ感じ“となるかもしれません。ただし、これが慣れると病みつきになります。

 

乗り方のコツは、ボードが走り出したらきちっとしたコントロールで、ボードを少し抑えてやることです。走りが確保できたら、後ろ足を意識してターンをします。そうすれば、ボードが勝手に動かずに、意のままにコントロールすることができるでしょう。

 

このサーフボードに慣れた今では、レールが過敏に沈み込まず(といってもきちっと体重をかければ沈められます)、極度に敏感過ぎない感じはとてもボードが扱いやすく感じます。フラット気味デッキやコンケーブデッキほどはボードが浮き上がっては来ないので、すぐに慣れることと思います。

 

Day 2は、ボードの特性が良くつかめるきっかけを作ってくれました。

 

このボードは

 

・浮力がちょっぴりと上だが、スピードに乗せた後にきっちりとテールに体重をかければ、ハイパフォーマンスボード並のターンが可能

・ノーズよりにボリュームがあるので、安心してパドル&テイクオフが出来る

・テールのバンプウイングスカッシュが、ターンの性能を向上させている

・スピード能力が高いが、そのスピードをコントロール出来る

 

と感じます。今日は波がソコソコ良かったので、前回ではわからなかったことも多く発見出来ました。だから、次回のテストもすることにして、もう少しボードに乗り込んで更なる発見をしていこうと思いました。

 

●Day3●
場所:ビーチブレイク
サイズ;腰
風:サイドオン

 

 

さて、テスト3日目は前回よりも波はまとまりが無かったのだが、それなりに乗れそうなコンデションでした。流れは強いが、それでもファンウエーブ手前のコンデションで楽しめそうです。

 

いつもながらの楽な感じのパドルをしてアウトへと出ます。このボードのCL値は28.5くらいだから、自分の5’8”のPantera(30)と5’9”のUgly(24.9)の間くらいでしょうか?それでも楽な部類の範囲になることは間違いありません。

 

アウトにはGW中ということもあり、多くのサーファーで賑わっていました。混雑を避けてカレントに逆らいながら混雑の右側へとパドルをします。

 

波は掘れているような、掘れていないような波です。表現は難しいのですが、波が重なっています。だからうまく波が重なると、掘れたままインサイドまで乗りつなげます。そうでない場合は途中で波が無くなってしまいます。選べば良い波もありそうです。

 

最初の波にテイクオフします。厚めの波でしたが、このボードは厚めの波にかなり強いです。35歳以上限定ボードとしての地位を確立しているMatrix ReloadedやMongo Fishには負けてしまいますが、先の細いボードよりは、明きからに沖からテイクオフが可能です。

 

プロやコンペティターが乗るような先の細いボードはちょっと・・・でもまだ超浮力ボードは早いというサーファーにはうってつけのボードと言えます。

 

さあ、インプレに戻りましょう。早い走り出しから最初のテイクオフをクリアーすると、波は緩めだがそれなりに走るスペース(いわゆる波のショルダー)がありました。そのスロープを走ると、波が更に緩くなってきたのでカットバックをします。

 

カットバックの際にテールよりに体重をかけて、パワーをテールに集中させます。

 

このボードのデザイン、White Diamondよりもテールがプルインして(つまりテールの絞りが強い)いるので、カットバックやターンの際にテールに体重をかけてタイトにターンが容易です。

 

 

 

勿論White Diamondがタイトなカットバックが出来ないというわけでも無く、White Diamondは傑作ボードなのは間違いありません。ですが、両方を比較するとこちらModern 80sはWhite Diamondよりもある局面ではタイトにボードが回せるボードです。

 

小波の性能ではWhite Diamondのほうが上ですが、少し波が大きければModern 80s

 

というのがシェイパー&デザイナーのRobertの解説となります。

 

小波用にフォーカスをあわせてあるWhite Diamondよりも、Modern 80sはやや大きめの波にも対応可能です。だから、波が大きくなって波が掘れている局面ではその違いが明らかにわかることでしょう。今日はあまり波が掘れてはおらず、サイズも腰となっているので圧倒的な違いは無いのですが、波が少し大きくなればWhite DiamondとModern 80sの違いもかなりわかりそうです。

 

 

ちなみに、RobertによればWhite DiamondとModern 80s、そしてBlack Dump Track(&Black Diamondの違いは

 

・テールの絞り
・ノーズとテールエリアをWhite Diamondよりも若干薄め(と言ってもBlack DiamondやBlack Dump Trackよりは厚め)にしている。
・White Diamondよりも若干大き目な波に対応出来る。小波だけだったらWhite Diamondのほうが上だが、波にパワーが出てくるとModern 80sのほうが対応幅は大きい。
・同じラインのBlack Dumptrackよりもボリュームがあるボード。White DiamondとBlack Diamond(やBlack Dump Track)を使い分けする方も、その中間ボードとしても使えるボード。または、White DiamondとBlack DiamondやBlack Dump Trackを合わせたボードなので、両方のボードの使い分けでは無く、これ一本というボードとしても使える

 

このModern 80sだが、テイクオフ後にはある程度ボードのコントロール調整が必要です。理由はレールがちょっぴりボリュームをもっていることと、走り出しを含めた全体のスピード性能が高いためです。

 

テイクオフ後にボードのレールを入れる際に、レールが薄いボードよりもしっかりと体重をかける必要があります。波へのピックアップは早いが、最初のレールを入れる動作はしっかりとする必要性を感じます。

 

ただ、きっちとした体重移動をすればその後はそのスピードを生かせるますし、レールの厚みに関わらず軽めに動かせるのが特徴です。とにかくテイクオフ後にしっかりとしたターンを心がけると、ボードはすぐにトップギアーに入りスピードがマックスになります。今まで抜けられなかったようなセクションもバンバンと抜けて いってしまうのです。

 

実際ボードにスピードが付くと、

 

”ボードが止まらない。。。“

 

と感動すら与えてくれます。ボードの特性としては、スピード&ドライビー。軽いかちゃかちゃしたサーフィンでは無く、この短めのサイズにしてしっかりとしたサーフィンをさせてくれるボードなのです。

 

インプレに戻りましょう。

 

さて、テイクオフをクリアーしきっちりとレールを入れてスピードをつけた後に波を見ると、スピード全開で抜けられるウオールがあります。そのウオールを2〜3回 アップ&ダウンすると、最後のクローズアウトセクションが見えてきました。クローズアウトセクションの切れ目(いわばホワイトウオーターとそうでは無い場所の切れ目)に合わせるようにボードを持っていきます。

 

右手を後ろにスイングして、そして最後のアクションしました。一応エアーのようなアクションを狙ってみたのですが、エアーボーン(ローテーションをするエアリアルでは無く、ただ上に跳んでそのまま着地するタイプのエアー)をしてボードがリップ上から飛び出します。

 

ボードがポーンとポップアウト(跳ねて飛び出す)して、フワーっと浮きました。そしてそのままホワイトウオーターにうまく着地。自分がこの手のエアーを成功させるのはかなり珍しいです。

 

いつもは飛び出しても、着地でほぼワイプアウトしてしまうのだが、このボードはリップ上でのポップ能力が高くてエアーもやりやすいボードでした。とにかくボトムターンから、リップ上までのスピード能力が高く、速度を落とす事無くボトムからトップへと行けます。

 

このスピード&ポップ性能は、最初のテストでも感じたことです。最新のボードデザインは、こういった能力があると体感させてくれます。

 

現代ショートは

 

・ボトムではタメが効き、トップではポップ(いわゆる反発)がある

 

という能力を備えているのが常です。このModern 80sはその能力を存分に持っています。新しいサーフィンをさせてくれるボードです。

 

その後もこのボードは、満足行く高性能を味あわせてくれました。

 

このテストインプレの前に試した時には、テール側のその動きの良さに戸惑いもありました。だけど、今はフィンの大きさも微調整し自分に合うセッティングを見つけることが出来ます。自分にはフィンは多少大きめのほうが良いようです。

 

●Day4●
場所:千葉北ビーチブレイク
サイズ:胸〜肩 パワーあり
風:オフショア
質:ダンパー気味だが、切れた波を選べば掘れたセクションを楽しめる2〜3アクション

 

 

さて、今日は波がそこそこ整った日でした。波の半分以上はダンパーなのだけど、稀に入る切れた波は結構質が高いです。テイクオフして、かっ飛ばせる波です。

 

今日のテストは、今までのテストの中では多分一番波が良かったのだけど、そんな波でも十分使えるボードだということが証明されました。

 

さて、低気圧が抜けたある土曜日のテストだったので、海は混んでいたがそれでも自分のポジションをキープ出来れば十分波も取れます。

 

パドルアウトを、テトラの横からしてラインナップへと入ります。スーパークリーンな海面+晴天で、海にいるだけで気持ち良いです。

 

早速波が入ってきたので、テイクオフしました。今日の波はこのポイントではほぼ9割はグーフィーだったのですが、いきなりレギュラーに乗れる波が来ました。先日学んだ”Let your hip Up!(尻を上げろ!)“という動作をして、テイクオフ。素晴らしい走り出しです。

 

 

 

テイクオフすると、波はなんだかフラット気味です。今日のレギュラーはそういった波だが、トロくてそして早い厄介な波です。それでも、トルクの効いた排気量の多い車のようにボードがどんどんと走っていきます。走りが弱いボードであったら通常であれば、止まってしまいそうなセクションでも、走っていくのです。

 

そんな波だったけど、横にグイグイとボードを走らせてインサイドまでつなぎ、最後はクローズアウトに当て込みをしました。トロ早目の波にしてはいいライドが出来たと感じました。

 

その後は多くの波はグーフィーでしたが、こちらはきちんとマニューバーを組み立てられる波です。それらの波でのインプレをしましょう。

 

基本グーフィーの波では、筆者はバックサイドになります。バックサイドでもフロントサイドのようにトルクの効いた素晴らしい走りを見せてくれます。

 

特に、テールの絞りがWhite Diamondより強く、波のポケットでもボードのテールが波にきっちりとくっつくようにホールドします。通常のワイドテールのボードのように、パワーがある波でテイクオフした後に、テールがはじかれるようなことはありません。しっかりとテールを波に沈みこませることが出来るのです(よりコントロール性が上がる)。

 

 

 

実はこのテールが波にきっちりと食い込むということは、不利な点も生まれます。それは、ボードスピードが落ちることです。Modern 80sはボードのスピードが落ちやすい・・・?いや、それは先程から何度も述べているように、太いトルクがある車のようにスピード性能の高さはお墨付きでスピードは落ちません。

 

なぜ?という答えは以下のシェイプの特性にあります。

 

・シングルコンケーブ=爆発力のあるスピード
・ノーズよりのボリューム・幅を出していて、前足にちょっと過重するだけでスピードが出る。

 

ボードのスピード能力を高めながらも、テールをバンプウイングスカッシュとすることでテールの絞込みを上げています。そのために、テールよりに体重をかけるとすぐにテールを沈ませることが出来て(=レールを入れることが出来る)、ターンのきっかけが掴みやすいのです。

 

スピード+ターン性能・・・

 

いいコンビネーションです。

 

●Day5●
場所:千葉北ビーチブレイク
サイズ:もも
風:オンショア
質:波が荒れ気味のオンショア。選べばたまに走れて1アクション

 

 

このDay 5はクイックインプレになります。ですが、このモデルが幅広いコンデションでも活躍することが証明されるテストとなりました。最初は海に入りたく無いような強めのオンショアでしたが、とりあえず入るか?とう感じでした。ただ、たまに入るシェイプの良い波を選んで走って1アクションくらいは出来る波でした。

 

アウトに出ても、やっぱり波はまとまりに欠けます。しかも、波がガチャガチャとバンピーなコンデションでした。そんな中でどうにか波にテイクオフします。

 

波が整っている場合は、テイクオフも波の割れるところを容易に予想しながらピックアップ出来ます。ですが、本日のような波があっちこっちで割れる状況だと、波の割れる場所の予想がクリーンな波と比較して難しいのです。

 

そんな中でも、Modern 80sはテイクオフがしやすいです。ノーズのエリアのボリュームがあって、走り出しも早いからとっさの判断で波をピックアップ可能なのです。

 

これがノーズよりにボリュームが無いボードだったら、多分多くの場合は波においていかれることでしょう。ボリュームが少ないボードは、波にテイクオフする際に加速をある程度つけてから(または強いパドル力でスーパーチャージャーの効いたパドルスピード出してから)波にテイクオフをします。だから、とっさの判断で波に乗ろうとするには事前の判断か強いパドル力が必要です。

 

これに反して80sは、ボードがすぐに加速するので

 

”おっ波が割れそうだから、波に乗ろう“

 

としても、波に乗りやすいのです。細いボードだったら

 

”んんんん!波の乗れない〜!”

 

となるところを

 

“あれっボードが走っちゃったよ?!”

 

となります。それほど波をピックアップする能力が高いのです。

 

波を取る能力が高いボードはターン性能が概して良くないことが多いのですが、そこはカリフォルニアのみならず世界中から信頼を受けるRobertさんのシェイプです。乗った後の動きも非常に軽快なのです。

 

世界のマーケットを相手にシェイプをするシェイパーのその腕は、乗ったことのある人のみ知る奥深さを持ちます。それだけの経験・知識・そして世界を飛び回るライダー達とのフィードバック生かすその開発能力は、驚くほどの性能を引き出しています。しかも、ビックブランドのようにシャドーシェイパーが大量生産するセミモールドボード系では無く、Robert本人があなたのためだけに調整してくれるボード・・・まさに一般サーファーの夢のボードなのです。

 

 

 

テイクオフをクリアーすると、波がフラット気味になるのだがボードがグイグイと進みます。WRCラリーカーのようなスピードと、機敏な動きは慣れてくると癖になります。そして最後のクローズアウトセクションまで走り、スピードをキープしたままで当て込みをします。

 

ボードは深めのシングルコンケーブ。計算されたこのボードは、弱い波でも爆発的な走りを見せること間違いありません。今日のような整わない波でもボードが張りつかず、軽めの操作性を出すのはやはり世界レベルのシェイパーの成しえるデザインかとも思わせてくれます。

 

今日はクイックなサーフィンだったが、こんな整わない波でも楽しめるボードだったんだ・・・と感じさせてくれました。ジャンク気味なスモールウエーブ。本当だったら最悪のコンデションともいえるのですが、それを楽しいサーフタイムに変えてくれるマジックボードです。まさにそれがModern 80sだったのです。

 

●Day6●
場所:千葉北ビーチブレイク
サイズ:腰サイズ
風:サイドオフショア
質:多少よれ気味。いい切れ目狙って2アクション

 

さて、最後のインプレは

 

 

”Modern 80s'とWhite Diamondの違い”

 

と言うところに焦点を当ててみました。

 

 

 

Robert曰く、

 

"Modern 80'sのほうがハイヤーエンド”

 

と言うことです。一体ハイヤーエンドとは?まずはデザインの違いから見てみましょう。

 

@Mod 80s'はWhite Diamondタイプのノーズを持つのだが、ややノーズ&テールから6インチくらいは、White Diamondより薄めにしている

AMod 80s'はバンプウイングスカッシュテール。White Diamondはダイヤモンドテール

 

 

 

そして、Robert曰く

 

・White Diamondの走り出し・乗り味が好きで、もう少し大き目の波に対応させたい場合にModern 80s'を推奨する

 

となります。

 

乗っていても、White Diamondと比べてテイクオフ能力はさほど変わりません。乗った後のテールエリアの繊細さが違います。

 

White Diamondのほうがスピードが速いと感じます。Mod 80sのほうがクイックに動かすことが出来ます。リップが崩れそうな場合、すぐにテールよりに体重をかけて当て込みをする動作をしようとすると、White Diamondは走りが良いために、ターン回転の半径が大きくなります。Mod 80s'はボードが”クイッ”と曲がってくれるので、リップアクションのためのターンの半径が短くなります。

 

以上が乗っていて感じる一番の違いです。また、White Diamondの爆発的な走りは最高だが、波が掘れた頭+くらいだと、テールエリアでの安定性を確保するのがチョッピリ難しく感じるはずです。Mod 80s'はテールがバンプウイングスカッシュで絞っています。よりテールエリアのホールドが感じられるために、波のパワーがあってもコントロールがWhite Diamondと比較して楽です。

 

 

 

”小波はWhite Diamondで乗る。その乗り味をよりオールラウンドに味わいたい”

 

という方はMod 80s'は最高です。弊社の栗田も、このボードを乗った最初から、White Diamondと同様に調子が良いボードとすぐにわかりました。小波中心だと、White Diamondのほうが性能は勝ります。ただ、波がちょっぴり大きくなってくるとこのMod 80s'のテールの軽さとかホールドがたまらなく好きになります。ユーザーフレンドリーなボードで乗りやすいです。小波中心ですが、いざとなったら頭でも行っちゃう!という方のためのオールラウンドボードとしても良いでしょう。

 

ちなみに、White DiamondとMod 80s'は使ってみて違った感覚・乗り味があるボードですので、この2本を自分のクイバーで使い分けることも可能です。

 

弊社の栗田は、波が小さめであってスピードを味わいたい場合はWhite Diamond。それなりに軽めにテールを動かしたい場合はMod 80s'を使っています。Mod 80s'は、White Diamondよりも2インチほど長くして、幅も少しだけ狭くするサイジングを取ります。だから、若干大きめな波にも強いのです。参考にしてください。

 

このボードで、1点だけ検討している人にお知らせしたいことがあります。

 

ボードのノーズよりにボリュームがあるボードですので、ノーズよりにボリュームがあるタイプのデザインがあまり好きではないというサーファー。そしてノーズの浮きが気になるという方は最初は戸惑うかもしれません。実際はテールよりに体重をかければ、すぐにテールでのコントロールが出来るが、やはりノーズより浮きは感じられると思います。ボード自体が浮こうとするのです。

 

 

 

だから、プロのコンテストなどで使いたいユーザーはそのノーズボリュームが気になるとは思います。アマチュアコンテストであれば、波に乗ったほうが勝てるのでオーケーです。プロクラスのコンテストだと多分プロはエアリアルセッションや、エキスプレッションセッション以外では使わないかもしれません。(後ほど新しいよりパフォーマンスを重視したModern GEMというモデルが発表されます。こちらのほうがよりレールToレールがクイックで、試合でも使えます)

 

プロが試合で使うとすれば、同じ波の対応のボードで、RobertsだったらBlack Dump TrackやBlack Diamondでしょう。Modern 80sは少し楽をして、パフォーマンスを楽しむボードです。よりイージにスピード付けられて失速しないようにデザインしてあるからです。

 

逆に言うと、全日本レベルのアマチュアの試合でも、そのボードのパフォーマンスは如何なく発揮されるだろうし、全日本1回戦・2回戦止まりのシリアスなアマチュアにも推奨が出来ます。

 

追加

 

【Hydro FlexのセールスマネージャーのEd Santosの声】

俺は世界トップシェイパーのボードを含め、数多くのボードに乗ってきた。だから、どんなボードが一般のサーファーに良いかすぐにわかるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

このModern 80sは確実に良いボードだ。Oceansideの膝波から、Silver Strand(Oxnard, CA)のオーバーヘッドウエーブまで何でもこいの対応幅の広いデザイン。試合でも使っている。

 

Modern 80s・・・

 

驚くほどのVersatility(幅広い対応性能)と、小波から頭オーバーまでいけるそのポテンシャルは、日本の初級〜中級からうまくなりたい中級者、そして細いハイパフォーマンスボードに飽きた上級者・プロまで幅広くおススメです。

 

僕の個人的なおススメは、アップスが出来るようになって来た中級者ならばジャストサイズ(オールラウンドよりも3〜4インチ短め。3/4幅広、同じ厚み)で。初級〜中級者であれば、少しだけ余裕を持つ(オールラウンドよりも2インチ短め。1インチ幅広、同じ厚み)サイズが推奨となります。上級者は4インチ短め、最大で5インチ短く出来そうです。

 

カリフォルニアのバラエティーに富む波・サーファーによって開発されたこのサーフボードです。日本の平均的な波でも多くテストされ、日本にもベストフィットします。是非あなたのクイバーに加えて欲しい1本です。

 

 

 

 

 

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