サーフィンのテクニックは様々なスタイルがあり、そしてどれが正しいとかどれが間違っているとかは無いのです。それほど、サーフィンは自由なスポーツと言ってよいでしょう。
だからこのページに書かれていることは
"あれ?あの本と書いてあることと違うよ"とか"あのサーファーの先輩の言っていることと違う?" ということもあるかもしれません。
それでも良いのです。サーフィンの究極の楽しみは自分がエンジョイすることだから。
しかしながらも、皆さんが憧れる世界のトッププロのマニューバーを自分に取り入れたい!と思っている人もいるはず。
ここでは、あのSurflineのTrick Tipsというセクションの世界のトップサーファー達のマニューバーを、自分のサーフィンに出来るだけ取り入れていきたいというレベルアップに真剣なサーファー達のために作ったページです。
訳を担当する筆者は、アメリカ居住者であったので英語の翻訳の問題ありませんし、解説は出来るだけ登場しているサーファーに忠実な訳を心がけています。不明な点は、プロの翻訳者に聞きました。
さらに、英語で表現されていない場所については、会話のニュアンスから解説者の心を読み取り、不明な点はUSAのプロサーフィンコーチに聞いてみました。ですので本物のサーファー達からの解説です。
さあ、世界への扉はすでに開かれました。あとは自分で実践するだけです。
【ボトムターン】 サーフィンでなんといってもすべての技の中で一番大切な技術とされるボトムターン。第一回はその基本中の基本の技をあのTom Whitaker選手が解説します。
・世界サーファー基準のボトムターンのコツ
@軽視されがちだがボトムターンこそ、すべてのターン(つまりカットバックやエアーなど)をセットアップするために一番大切な技術ボトムターンをする際には、自分の体重を十分にかけて、レールを水の中に出来るだけ沈めるようにする(USプロコーチ曰く、ボトムターンの際は、後ろ足の膝に神経を置き、そして後ろ足の膝を内側に入れると良いとのこと)。 A いわゆるガニ股ではなく、膝を閉じるような感じがスタイリッシュ。レールはテールから後ろ足と前足の間の、海側の部分を使う。例えば、レギュラーフッターがライトの波に乗る際は、右側のレールを使う。前足体重にはしないことに注意! Bポップするような(ピョンピョ ンと跳ねるような)ボトムターンをすることもあるだろうが、そういったポップするボトムターンは、波のトップでもホップしてしまうようなスピード・パワー の無いターンとなってしまう。そういったホップボトムターンをすると、テールを投げ出すようなターンとなる。(VideoでTomがピョンピョンと跳ね て、そして最後はワイプアウトしているシーン) 深いターンを目指すには、ピョコピョコターンは控えよう。
などなどです。ボトムターンがきっち と出来ていない人は、レールが厚めの浮力があるボードで、まずはゆっくりと余裕をもったレールターンを練習することがお奨め。これはプロコーチも同じこと 言ってました。またキッズなどがサーフィンを向上させる時には、将来性を見据えて、かならずドライブ溢れるボードを使いましょう。技術が未熟で、発達段階の時に薄い・ロッカーの強いボードを使うと、スタイルがガチャガチャとなるように育ってしまいます。洗練されたスムーズなスタイルを作るには、多少でも良いのでボリュームを出しましょう。
【フェイスがある波での手のリリースは控えめに:フェイスのある波での深いターンのために】 もうひとつ、特に広いオープンフェイスがある波でボトムターンをする際に重要なことがあります。まずは以下のVideoクリップをどうぞ。
世界トップのサーファーは、フェイスがある時のボトムターンで、リップでカービングをする際に、ボトムでためるために手のリリースをあまりしません。良く浅いターンをするサーファーは、手のリリースを目いっぱいにしてしまい、タメが浅く・ターンが深くできない状況が多くあります。このVideoの後半のスローモーションで写されるJoel Parkinsonのボトムターンがの際に、Parkoはターンを深くしていますが、手のリリースはそれほどしません。
これは特にフロントサイドターンに対して言えることです。
手を目いっぱいリリースするのは、エアーを試みたり、リップから飛び出すようなアクションをする時は効果的ですが、深いターンとカービングトップターンをする時は有効ではありません。手のリリースをすると、ボードをトップに持っていきやすいですが、深いターンは苦手で、ボトムターンをためることができません。リリースを思いっきりすると、体が開いてしまいパワーが逃げてしまうからです。
以下の例でも、手のリリースについて見てみましょう。
世界のトッププロだったスタイルマス ターのTom Currenや、今注目のKoloheのボトムターンは、一般のサーファーのボトムターンとは違い、タメ重視。腕のリリースは少なくして、できるだけボー ドに体重を乗せこんで、その後の鋭く、パワーのあるトップターンにあわせています。
腕のリリースを完全にする時は、トッ プで飛び出すエアーをしたりする時や、クローズアウトの時だけで、通常のマニューバーの一環としてカービングをする際には、腕のリリースを多くしません。 そここそが、世界のトップのボトムターンと、そうでは無い人たちのボトムターンの差です。
なぜ?となりますが、手のリリースをすると体がひねらられて、ターンは簡単なために一般サーファーはそちらを最初に覚えてしまいます。その代わりに、浅いターンになり、結果としてカービングをする際にパワーが出ません。 腕のリリースのタイミングを遅くすると、体への負担も多くなりテクニックが必要ですが、結果としてパワーが出て、しかもスタイリッシュです。
ちなみに勘違いして欲しくないのは、手のリリースはどのサーファーもします。この項目のポイントは、ボトムターンに入る時にできるだけリリースを押さえ(=ボトムでのタメをする)、そして十分タメた後に、手のリリースをするように心がけるということなのです。
さきほども述べたことですが、最初からリリースをしてボトムターンをすると、簡単にターンはできますが、タメは不十分になり、その結果軽いサーフィンになるので、世界基準のターンを目指している人は、リリースを抑えることを心がけてみてください。
ちなみに、リリースを抑えるサーファーの特徴として、ボトムターン中に後ろ側の手(レギュラーフッターは右手、グーフィーフッターは左手)で、水を触る傾向にあります。タイミングを取るためです。
もう一つは、ボトムターンの際の後ろ足の膝が内側に入って、後ろ足を効果的に使っているとところを良く見てみてください。 トムカレンのような、素晴らしく綺麗なボトムターンが出来たら楽しいと思いませんか?美しいダウンザラインから、深いターン、そしてウネリを上げるようなスピーディーなトップへの上がり・・・
ボトムターンをマスターするには、まずはターンの美しい形を作らなければなりません。ボトムターンに入る前から、ボードが薄過ぎて落ち着きの無い動きをしてしまうと、ボトムターンの洗練は一切望めないとも言えます。世界に通用するボトムターンをマスターするには、まずはボードに助けてもらい、ボードが失速しないようなシェイプを持つ必要があるのです。
本場カリフォルニアやオーストラリアのプロですらターンを洗練させる練習をするために、ロングボードや大きなサイズのボードを使う人もいるくらいなのですから、一般サーファーだったらなお更。ボード選びに困ったら、以下からご質問・お問い合わせお気軽にどうぞ。本場のプロがお奨めを出させていただきます。 【バックサイドスナップターン】 フロントサイドは乗れるという人も、バックサイドの洗練されたターンとなると。。。という人もいるようです。今回はあのDamien Hobgoodのバックサイドスナップターンについて。
実はDamo(彼のあだ名)は僕の以前住んでいたOceansideの近隣のEncinitasに住んでいて(なんやら結婚でこちらへ来たとか)、実際に見ると力強いパドルから、驚くほどのアクショ ン。僕より身長がちょっとだけ低いけど、トレーニングによって筋肉が詰まっているような体系。日本人サーファーは体格が劣るから・・・という言い訳は通らなそうです。
世界基準のバックサイドスナップターンのコツ
@ボトムターンが、他の技をする時と同じでスナップをするためのすべてのセットアップ(つまりボトムターンが大切)。 Aできるだけボトムターンは低く保ち、コンパクトに。そして、ターンは自分の体を回転させるようなイメージ。 Bターンをする時は背中を波側に体を倒すようにはしない。お尻を使ってターンをするような感じに。 Cボードがトップに行くにしたがって、リードする手(グーフィーフッターは左手、レギュラーフッターは右手)を波側にリードする。 Dトップでは後ろ足に力を入れる。 Eリップ上ではボードを回し過ぎないようにする。 Fリップの上限界でターンするのではなく、リップの上よりちょっと下側でターンをする。そうするとスプレーも多く飛ぶ。 というのが要約。そういえば、Damoの最初の波(とか何回も出てくる大きめの波)はある有名なClassicな波。カリフォルニアからドライブしても行ける波で、素晴らしい風景を持つポイントブレイクです。なんだか開発の手が入って、これからはアクセスが難しくなるとも言われていて、一般サーファーとしては残念です。
とにかく、後は何回もこのクリップを見て、そして海にて練習あるのみ。Just do it! 【Generating speed:スピードを生み出す】 今まで止まっていたようなセクションでも、スピードをつけて抜けられたらどんなにより多くの波をメイクできるでしょうか?
今回のテーマーはスピードをつける技術についてです。講師はあの世界チャンピオンMick Fanning選手です。
世界トップが教えるスピードをつけるコツ
@スピードをつけるためには、波のボトムでとどまってウニウニするのでは無く、できるだけ波の高い位置をキープし、アップ&ダウンをする。 Aアップ&ダウンの際で、波のトップに上がり、ボードをダウンさせる最初の動作の時に体重を前足でボードをプッシュする。 B先ほども出たが、ボトムで動きを出すのではなく、スピードをつける際にはアップ&ダウンをして波のフェイスを走りぬく。 Cスピードをつける際のスタンスは、ボトムターンやトップターンをする時のスタンスより、後ろ足をすこし前側に持ってくる。ビデオではミックは、バックフット(後ろ足)は通常ターンをする際にデッキパットのキック(パットが高くなっている場所)に置くが、スピードをつける際は、バックフットをデッキパットの前側から、それより前に持っていく。 D上の項目の理由はサーフボードのデザインを考えれば当然のこと。サーフボードの厚みがある場所に体重を置くと一番スピードが出るのだ。通常ボードの前足を置く場所からサイドフィンあたりまでが一番厚いので、ミックはそこに体重を掛けるようにするとスピードが出やすいというように解説する。
ということです。筆者の感覚からすると、前足をプッシするのが苦手なんで、一度上の映像を何回も見てイメージをし、そして海に行って練習しようと思いました。
それではおさらいで、Mick Fanningのサーフィンを他の映像で見てみましょう。
皆さんいかがでしたか?今までセクションでつかまっていた人、上のMickの解説を参考に、新しいサーフィンを手に入れましょう。 今回はあのMr Stylishこと”テイラー・ノックス”と一緒に学ぶテクニック。
”カットバック”
です。
カットバックと言えば、波のパワーゾーンから離れた時に、波のパワーゾーンに戻ってくる技術。イケテナイ走り過ぎなサーフィンでは無く、タイトなサーフィンをするにはマスターしなくてはならない技術です。 まずは、下のビデオクリップをご覧ください。
テイラーもこのクリップで言っていますが、カットバックには様々なバラエティーがあり、このクリップで解説しているテイラーのやり方は基本的な2つのタイプです。
テイラー・ノックスと言えば、あのミック・ファニングでさえ、
”ワールドツアーで一番カッコイイサーフィンをする”
と言及。とてもスタイルあるサーフィンするので、カッコイイサーフィンを目指すならば参考にすると良いでしょう。
さあ、Mr Stylishのカットバックの秘密とは・・・?まずはフロンサイドのカットバックについて
@カットバックする前には、深いボトムターンをする。そしてそのターン際は、バックフット(後ろ足)に体重を乗せ・意識してターンをする。 Aボトムターンが終わり、波のトップに行くにしたがって、体重を後ろ足中心から、より両足にバランス良く振り分ける。つまり、後ろ足中心体重から、多少両足への体重をかける意識をする。 B波のトップでターンをする。その際に、お尻・腕を体と同調させるようにターン(ひねり)させる。 C足のスタンスの位 置だが、カットバックをする時のボトムターンをする前に、波のトップにいる時はデッキパットの中心あたりに置いている。だが、深いボトムターンの際には 1〜2インチ(2.54〜5cmくらい)後ろにずらす。そして、後ろ足をボトムターンの時に、強くプッシュすると理想的な深いボトムターンができる。 Dタイトなカットバックをするためには、ボトムターンの後に波のトップのエッジ(端)をなめるようになぞり、ボードを波のトップで回す。その波のエッジこそ、ボードがスピードを一番得られる場所なのだ。 Eボードをトップで回して、波の進行方向と逆側に向かってターンをしている時は、さっきのトップのエッジよりも波の下側のカーブを使って、波のカールへと戻る。 F波のカールへ帰る際に、ボードを(ホワイトウオーターに)ラップさせるようなイメージで持っていく。ラップとはWrapという英語で、くるりと回して包みこむと言う意味。
かなりテクニカルな記述もありますが、何回もビデオを見て、そして文章とあわせるようにイメージすると良いでしょう。この私がした翻訳とテイラーの英語は、ちょっと違うところも実はあります。彼の英語を日本語に上手く訳す言葉が無かったので、意訳が入っています。
そして次はバックサイドのカットバックです。 @バックサイドのボトムターンは、フロントサイドよりパワフルに出来るし、そして簡単(レギュラーサイドと比較して、簡単に体勢をより低くできるという意味で)。 Aダウンザラインで、ボトムに向かう時に重心を低くしていって、ボトムターンをする。 Bボトムターンが終わったら、低くコンパクトにしていた体をすこしづづトップに行くに従って伸ばしていく。 Cトリミングをしながら、波のトップへ向かい、波のトップでは後ろ足を強くプッシュしながらターンをする。 Dトップでのターン を終えたら、体をUncompress(体に溜まったパワーを脱がし、体を伸ばすという意味合いです)する。体が縮んだ、トップでのターンの体勢から、体 をすこし伸ばすというイメージでしょう。ただ、パワーをかけるのを緩めるという意味合いではなく、あくまでも体の体勢をトップでのターンと比較して伸ばす という意味合いで解説しています。
最後のテイラーのコメントですが、彼はトム・カレンのターンを参考にしていた(している)という。トム・カレンはターンの際に体のブレが無く、そして完璧な技術をもってターンをするというのだ。しかも、そのターンには美しさが伴っている。。。
トム・カレン、テイラー・ノックスなどのカリフォルニアのスタイリッシュなサーフィンスタイルをあなたも是非!これでカットバックはバッチリです。
*Reference:surfing mag online *この記事は、US Surfing Magazineの記事をわかりやすく日本語に意訳したものです。Bret Simpsonへのインタビューを元にしています。
頭を体のバランスの中心へ持ってこい
自分自身を撮影してもらえ 自分のサーフィンをビデオで見るのは恥ずかしいし、また時には自分のスタイルにイラつくことがあるでしょう。でもサーフィンレベルを上げたいのならば、自分がサーフィンしている場面を撮影してもらうことも一つの方法です。自分のどこが悪いかを客観的に判断できるからです。
後ろ足でサーフィンせよ サーフボードをコントロールする部位の多くはサーフボードのテールエリアです。スピードを付ける際には重心を前側に持ってくるのが当たり前なのですが、ターンをする際には体重(または意識だけでも)を後ろ側(サーフボードの後ろ半分)に持ってくることが大切です。最低でもサイドフィンあたりに自分の後ろ足を持ってくると、どれほどサーフボードの反応が良くなるかわかるでしょう。
すべてはお尻にあり すべての動きをする際にお尻を基点とすることが、サーフィンでは非常に大切です。これは特にフロントサイドのターンをする際に重要となります。グットターンは体の中心から来るのであって、手や頭・足のリードからくるものではありません。ですので、ターンをする際には体の中心とお尻に焦点を当てると良いでしょう。
膝を曲げて! たぶんすぐにサーフィンの上達が出来るコツの一つは膝を真っ直ぐに伸びきった状態にしないこと、つまり膝を曲げることです。 ボトムターン&トップターンでも、膝を伸びきらせないことが、重心を下げて、サーフィンスタイルを綺麗にしてくれることでしょう。
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