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サーフィンを楽しくするための基本的なルール・エチケット

 

サーフィンは、人それぞれの楽しみ方があって、ボードのタイプ・スタイル・大きさなど様々な種類がある。その最高の楽しみを得るには、きちんとしたルール&マナーを身につける必要があるのだ。ここでは、そのルール&マナーを挙げてみた。

 

サーフィンの基本的なマナーとは何だろうか?ワンマンワンウエーブや、奥から乗って来たサーファーに優先権利があるなどのルールはあるのだが、もっとサーフィンの芯に迫るマナーがある。それは

 

社会の一員としての基本的なマナーを守る

 

サーフィンのマナーの前に、社会の一員としてのマナーを守らなければならない。サーフィンで楽しむ海の中とて、社会の縮図なのである。もちろん、サーフィンはもっと自由かつ表現力の豊かなスポーツなのであるが、やはり社会とは切り離すことはできまい。

 

多大な迷惑駐車や、近所の迷惑になるような夜間の騒音。ゴミのポイ捨てなどはもってのほか。自分の行為が、反対の立場(つまり迷惑を受ける立場)だったらどのように感じるだろうか?と常に考えながら、社会の常識人としての行動をまずはしよう。

 

このコンセプトこそ、実はサーフィンを楽しむために一番なことであるので、心のどこかにいつもしまっていて欲しい。それでは、サーフィンをする際に確実に覚えておいたほうが良い基礎ルールを取り上げよう。

 

ドロップイン(前乗り)の禁止

 

サーフィンのルールでまず最初に覚える必要があるのが、このワンマンワンウエーブのルール。すなわち、一つの波には一人(左右に均等に割れる場合は逆方向へ1人ずつ)しか乗れないという鉄則だ。

 

それでは、同じ波に2人以上同時にテイクオフしようとした場合は?そんな疑問が沸くはずだ。2人以上同じ波に乗ろうとするケースは、たくさん出てくるが、誰に波に乗る権利(優先権)があるのだろうか?例外も多少は出てくるが、以下の答えを確実に覚えて欲しい。その答えは・・・

 

波が崩れる場所(ピーク)に一番近い場所で波に乗ったサーファーに優先権がある

 

ということである。

 

そこで、波が崩れている場所とは?以下の写真を見て欲しい。

 

サーフィンマナー

 

写真の波の右側から割れているのが分かるだろう。左側はまだ波が崩れていなく、右側は崩れていてホワイトウオーターが見える。優先権は、このホワイトウオーターのある場所に一番近いところから波をとったサーファーにあるのだ。

 

以下の写真も見てみよう。

 

サーフィンマナー

 

一つの波になんと4人も一気にテイクオフを使用していている場面だ。こういったことは、込んでいる波では良く起こりうること。トラブルに巻き込まれないためにも、こういった状況でも誰に波の優先権があるかを見極めたい。さて以下の写真では誰に優先権があるのかな?

 

答えは、波の崩れる場所に一番近いサーファー、すなわちグーフィフッターの赤いロングボードに乗ったサーファーに優先権がある。

 

もちろん例外がある。すでにテイクオフをしようとしてパドルを開始し、波が取れそうなになっている人の目の前をうまく横切って、波の崩れる場所である奥からテイクオフしようとする行為だ。これは、スネークインといってサーファーの間ではあまり好ましくないテクニックとされている。状況によっては微妙なケースも多いスネークインだが、基本的にはやらないほうが安全。誰かが波に乗ろうとしていたら、変な欲を出して他人の波を無理に取ろうとせずに、次の一本を待つ余裕も必要だろう。

 

ただし、この優先権も過剰に意識しすぎるとぎすぎすしたパドルパドルを生み、波を抜けられないのによりピークからパドルをして無理に乗ろうとする

 

”意味も無い頑張り屋サーファー”

 

もいる。そんなサーファーはとにかくガツガツとしていて、通常のフリーサーフに、コンテストのルールを無理やり当てはめるようなサーファーである。CT入りを目指すプロは別として、そんなアマチュアーのガツガツ頑張り屋さんよりも、もっとスマートに波に乗るサーファーを目指したいものだ。

 

乗ってくるサーファーのラインを防がない

 

沖から乗ってくるサーファーがいて、なんとなくそのサーファーのラインを妨害しちゃったのでは?と感じることがないだろうか?そういう筆者も稀にそういったことをしてしまって、乗ってくるサーファーに非常にすまないと思うこともある。特に混雑している場所では、避けられないことであるのかもしれないが、せっかく楽しんで乗っているサーファーの邪魔はできるだけしたくないもんだ。

 

乗ってくるサーファーのラインを邪魔するパターンはだいたい2つ。ひとつは、人が多すぎて、縦に(つまりインサイドからアウトサイド)に人が数多く重なってしまうケース。これはある程度仕方が無い。

 

もうひとつがかなり印象が悪いのだが、自分が波がブレイクするインパクトに当たりたくないため(つまり楽をするために)に波のショルダー側にパドルして、乗ってくるサーファーを邪魔してしまう状況だ。

 

さて以下の写真を見てみよう。下の写真はあるカリフォルニアの宝石とも言える、シークレットチューブスポット。小さめのチューブであれば、カリフォルニアでもトップクラスの波だ。その波をあるサーファーが、チューブに入りながら乗っている。そのインサイドで、あるサーファーがパドルアウトしている。

 

サーフィンマナー

 

上のような状況で、今まであなたはどの方向へパドルしていっていただろうか?乗ってくるサーファーを気持ちよく通すには、上のような場面の際、必ずブレイク側、いわばホワイトウオーター側にパドルアウトするべきなのだ。そうすれば、乗っているサーファーの邪魔にはならない。

 

乗ってくるサーファーと交差しそうな時は、パドルアウトしているサーファーは絶対にホワイトウオーター側にパドルする。それこそ真のスポーツマンシップだ。

 

ブレイクのインパクトを避けようとするのは、それは心情的に仕方のないことだ。誰もがホワイトウオーターにはまって辛い思いをしたくない。

 

だが、乗ってくるサーファーとしてはかなり厄介なものである。せっかく縦へのアプローチをしようとしているのに、走ってカットバックに逃げなければならなかったり、エアーを練習しようとしているのに、ちょうどのところにパドルしてくる輩がいて、プルアウトになってしまったり・・・特に上級者であれば、”ああーせっかく技をするタイミングだったのに”と感じていることも多いのでないだろうか?あいつは、自分が楽をするために人の邪魔をしたと、乗っているサーファーは考える。

 

逆に言うとパドルアウトしているサーファーは、あまり邪魔しているという意識はないようだ。このために、乗ってくるサーファーと、パドルアウトするサーファーの意識のギャップを埋める必要がある。

 

すでに乗っているサーファーに波の優先権があるので、原則としてパドルアウトするサーファーは乗ってくるサーファーを邪魔しないように沖に出るべきだ。パドルアウトする際に、沖から乗っている人と交差するような状況判断をしたら、かならずパドルアウトするサーファーは波のブレイク側、つまりホワイトウオーターのほうにパドルをすべきである。邪魔するとおもったら、多少辛いが、波に巻かれることも必要なのだ。それこそ、真のマナーエチケットと言える。

 

このマナー・エチケットは、理解されていないことが多くトラブルの元になっている。海外でもこの件は例外ではなく、パドルアウトするものこそが乗っているサーファーを邪魔しないという原則を強く意識したい。

 

サーフィンマナー

 

ローカルとビジター

 

ローカルとビジター。まさに永遠ともいえるテーマであるが、ローカルにはローカルの、ビジターにはビジターの言い分もある。

 

サーフィンマナー

 

ただ、ビジター側は波乗りを楽しむという点では、ローカルには敬意を払ってサーフィンを楽しんだ方が良いし、ローカル側は同じサーファーとして波をシェアする気持ちを持ったほうが結局はうまくいくのでは無いか?いや、別に敬意でなくても良い。ローカルには気を付けろとかでも良いのだ。

 

その土地に住んでいる方は、その土地に愛着があり、サーフブレイクを大切にしている

ビジターは、せっかく波乗りに来たのだから、サーファーとして波を楽しみたい

 

考えて欲しい。どちらもサーフィンを愛するサーファーで、サーフィンを楽しみたいということは共通項だ。

 

お分かりだと思うが、やはりローカルのほうがビジターより力が強いのは確かである。その事実は否定は出来ない。

 

だから、その土地に住んでいないビジターが、うまくローカルのポイントと付き合うためにはコツを覚えたほうが賢明だ。以下は、筆者が日本とカリフォルニアで実践してきて、割合とうまく行っていたやり方だ。以下のことがすべてといわないが、参考として詠んで欲しい。

 

・ローカルポイントに入る前に、ラインナップを確認する。レベルなどを良く吟味してから、海に入ろう。

・駐車場では、あまり騒がずにあくまでクールに。あまり目立たずに着替えをする。

・海の中ではいきなりピークに行かずに、ややインサイドよりで波を待つ。

・波が自分の場所に来たら、確実に波に乗って自分がサーフィンができることをアピールする。

・乗ってくるサーファーのラインをパドルの際にさえぎらない。邪魔してしまったら素直に謝る。

 

サーフィンを楽しむという点では同じ気持ち。お互いうまくやって最高のスポーツを楽しんで欲しい。

 

自分のレベルをわきまえたサーフィン

 

サーフィンは自然の偉大さを楽しむスポーツだが、その自然も時には脅威となることもある。特に波が大きかったりする際は、海が動いているような錯覚するほど自然の力は大きい。誰も入っていない巨大な波のポイントなどは、自分のレベルがエキスパートであったとしても、危険が伴いことすらあるのだ。

 

サーフィンマナー

 

自分の力量を知り、それに従って判断する。

 

ポイントによっては、ボトムがロックだったり、テイクオフの目の前に岩がごろごろしている場所もある。テイクオフをミスれば、そのまま岩に乗り上げるということもあるので、そういった状況は海に入る前に予想したいものである。

 

また、波質が良く・そして波がいつもある場所などでは、腕のたつサーファーが多く入っていたるする。

 

そういった場合に海に入る場合、かならず自分の腕と海に入っているサーファーのレベルを見比べて海に入ったほうが良い。自分の腕はその海に入っているサーファーのレベルに合わなければ、波もあまり取れないだろうし、また他のサーファーの迷惑になることもある。海に入る前に、波の状況と共に、入っているサーファー達のチェックも欠かさないようにしたい。

 

波をお互いに共有する気持ちを持とう

 

最後の章は、成し遂げられればまさに究極の人格者なのでは無いだろうか?

 

サーフィンのルールは試合用のものから、ローカル独自のものまでいろいろあり、一つにはなかなか絞りきれない面がある。また、状況によってはかなり微妙なものもあるのだ。ただ、ルール以前にサーフィンの基本は、サーフィンを楽しむということ。それを忘れないで欲しい。

 

サーフィンマナー

 

サーフィンをしていて、海に入って、すべての波に乗ろうとしているガツガツサーファーがいたらあなたはどう思うでしょう?きっとあまり好ましく思わないはず。自分がして欲しくないことは、他人にもしないようにするのが賢い人のすることだ。例外もあるが、尊敬されているプロやローカルヒーローは、他の人のことも考えながら波乗りをしているはずである。そういった偉大な人たちは、サーファーである前に社会での優れた一員なのだ。

 

もちろんサーフィンは実力勝負も面も多いので、技術や体力で負けてしまうと他の人にすべて波をとられてしまい、せっかくの貴重な時間でもサーフィンを楽しめないこともある。そういった際には他人に波を譲れといっても筋違いだ。人が少なく、自分と同じようなレベルの人がいる場所に、サーフィンをするポイントを移したほうがよいだろう。

 

サーフィンマナー

 

いい波に乗りたいのは、すべてのサーファー同じ気持ち。ただ、たまには周りのサーファーや自然のリズムと同調するように波をシェアして、譲り合いの気持ちを持つ必要もある。そういった優れた考えを持っていると、周りもあなたの行為に答えてくれるようになって気持ちの良い時間が過ごせるはずだ。

 

波乗りをしていれば、トラブルはつきもの。前乗りしたり、されたり。。。そんなトラブルの際に、あなたがどう対処していくかであなたのサーフィンスタイル、しいてはその人のライフスタイルまで分かってしまうのです。あくまで余裕を持ちながらサーフィンを楽しむ。われわれはそうありたいものだ。

 

この素晴らしいサーフィンを通して、充実した人生、自然との共有。。。そんな思いもちながら、ゆったりとそして爽快なサーフィンライフを楽しんで欲しい。

 

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